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五山の送り火と景観

「京都市眺望景観創生条例」をご存じですか?これは「京都の優れた眺望景観を創生するとともに、これらを将来の世代に継承することを目的地する」条例です。建築業者から「建築確認がおりにくくなった」とか「思うものが建てられなくなった」などと耳にされたことがあるのでは無いでしょうか。眺望景観とは・・・

・賀茂別雷神社、賀茂御祖神社、東寺、清水寺などからの「境内の眺め」

・御池通、四条通などからの「通りの眺め」

・琵琶湖疎水などからの「水辺の眺め」

・円通寺などからの「庭園の眺め」

・東山、北山などに対する「山並みの眺め」

・大文字などに対する「しるしへの眺め」

・鴨川にかかる橋からの「見晴らしの眺め」

・大文字からの「見下ろしの眺め」

以上8項目あります。建物の計画をする際に、色々な規制により思い描いていた外観デザインが出来ない場合などの問題が発生することも・・・。

今日は五山の送り火です。一番のスポットはやはり鴨川でしょうか。お出かけになられると解ると思いますが、沢山の人出なのに、誰もいない部分があります。マンションやビルによって大文字が隠れてしまい、残念ながらその場所から見ることが出来ないのです。私は京都市の一番南にちかいところに住んでいますが、子供の頃は大の字を小さく見ることが出来ました。それが今では近くからでも見ることが出来なくなっているのです。

多くの方が京都と聞いて連想されるものの一つである五山の送り火ですが、それが見ることが出来なくなってはいけないと思います。ただ、自分の敷地なのに思うとおりに建築することが出来ない「住まい手」の想いも大切です。当社設計スタッフは、皆様の想いを京都流にアレンジして、ご満足頂けるように毎日頑張っています。